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技術情報Technical Information

精密蒸留INFO

Vol.4

用語一覧

回分式 いわゆるバッチ式の蒸留。比較的少量の処理を行う場合に採用されることが多い。
連続式 連続的に行う蒸留。大量の処理を行う場合に採用されることが多い。
還流 蒸留では、蒸留釜で原料を加熱し、発生した蒸気をコンデンサーで凝縮させて液体とする。液体の一部は製品として流出させ、残りは再び塔内へ戻される。これにより蒸留塔の内部では、上方から液が下降し、下方から蒸気が上昇して気液接触が行われる。これを還流と呼ぶ。
還流比 還流液と留出液との比。
気液平衡 凝縮と蒸発の速度が等しくなり、液体と気体の量が変化しなくなっている状態。
規則充填物 充填物を規則的に積み重ねるのに適した充填物。
不規則充填物 不規則に積み重ねるのに適した充填物。
充填塔 内部に充填物を入れた塔。充填物を入れることで気液接触の効率を高めることができる。
蒸留 蒸留とは、液体の混合物(液体と液体、または液体と固体など)を揮発性(沸点)の差異に基づいて、それぞれの成分に分離する操作一般をいう。分離の目的や対象物質の性質、組成などによっていろいろな蒸留法がある。
精留(分留) 「精留(分留)」は、原理としては「単蒸留」を何回も繰り返して徐々に成分を細かく分ける蒸留。精密蒸留とも呼ぶ。
単蒸留 蒸留釜に精製しようとする物質を入れて加熱・沸騰させ、蒸気を冷却器で凝縮し、受器に集める操作。これを単に「蒸留」ということもある。
理論段数 蒸留塔等の分離装置の性能を表す指標である。理論段数が大きいほど、装置の分離性能が高くなる。
減圧蒸留 高沸点の液体を蒸留するときには減圧、または真空に近くして沸点を下げて行う方法。高温で分解しやすい物質の蒸留などはこの方法による。

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