約70年の歴史の中で、化成品の高純度精製を行ってきた数は1,500品目以上、試験も含めれば3,500品目以上の実績があります。これら長年の実績と研究開発の蓄積による知見を活かして、高難易度のプロジェクトに取り組み、精製を実現。加工のタイミングや温度を見極め、多彩な手法を組み合わせることで「他社では断られてしまった」「理論上はできるはずなのにうまくいかない」といった案件にも一定の成果を上げてきたことから、お客様より「精密蒸留の駆け込み寺」との評価をいただいています。

造船・鉄鋼会社で機械技術を磨いてきた創業者が、有機化合物を高純度に精製できる蒸留設備を、1997年には独自設計の高性能な多目的蒸留精製装置群を自ら設計。以来、独自設計である強みを活かし、今日に至るまできめ細やかな改良を繰り返し続けています。また、装置の仕組みを細部に至るまで把握しているため、品種に応じた組み替えもスムーズに。分離精度も非常に高く、「純度」「回収率」「蒸留時間」の品質を高レベルに実現し、大阪油化工業の技術力の高さを支えています。一方、メンテナンスについては、自社専門部署が日々徹底。装置の性能を常に最大限に発揮できるよう取り組むことで、安定した品質の維持につながっています。将来的には、外部へのメンテナンスサービスの提供も見据えています。

大阪油化工業では、24時間連続稼働によって絶え間なく効率的な生産を行うことができます。24時間の有人監視によって工程管理を徹底し、品質の安定を実現。お客様からのメール等のお問い合わせにも適時に対応することで、生産状況を共有し、ご安心いただけるよう努めています。連続して1,000時間の稼働を必要とする品目にも対応することが可能です。

これまで上場企業を中心に、さまざまな業種のトップ企業様からご指名いただいています。製薬やファインケミカルといった要求水準の高い案件も多数ご依頼いただいており、GMPに準拠した生産体制にも対応しています。また、ご要望にお応えするだけでなく、「お客様を感動させる」をモットーにプラスアルファの成果や改善提案を実施。このことが評価されてか、多くのお客様から信頼いただき、リピート発注をいただいています。数十年続けてご依頼いただくお客様や、「それなら大阪油化工業が良い」とご紹介してくださるお客様も少なくありません。すべてのお客様に支えていただいていることを忘れず、私たち大阪油化工業は、これからもさらなる感動をお届けするべく尽力していきます。